2005年05月30日

イケてる王のアンコール・トム〈後編〉

なかなか進まないこの日記。
でも、やる気はあるんです(一応)
モイモイでお付き合いくださいね。
で、今回はアンコール・トムにそびえ建つバイヨン寺院です。
南大門を1キロぐらい直進すると見えてくる四面仏の山は圧巻です。
Bayon-6.JPG←かなり美形な仏顔(邪魔な3人は無視して下さい)

バイヨン寺院はかっこいージャヤヴァルマン7世がお父さんとお母さんの寺院を建てた後に、自分のために建てた寺院です。
しかし、ガイドのポーキーさんの説明によると、いわくつきの寺院でもあります。
Bayon-10.JPG Bayon-9.JPG

ジャヤヴァルマン7世の奥さんは生涯で2人だけだと言われていますが、2人は姉妹です。
彼が王様になるまでのゲリラ戦などを陰で支えた奥さんは、心労がたたり早くに亡くなりますが、奥さんの妹を後妻に迎えるのです。
こうゆう話は昔はよくあったんでしょうね。
とにかく彼の妻たちは姉妹だったのすが、彼女達のお父さん、つまり義理の父ですね。
この義理の父親がなぜか義理の息子に「四面仏を作ってはいけない」と言います。
しかし、彼は四面仏だらけの寺院を建ててしまったわけです。
Bayon-5.JPG Bayon-4.JPG

そこで、義理の親子は争いになり、息子は父親を殺してしまいます。
その時に浴びた返り血のせいでライ病になったとのこと。
この辺から、話は伝説めいてきます。
ライ病になった王様ですが、なぜだか、奥さんに掴まって湖に入れば病気は治ると言われます。
しかし、彼は奥さんの父親を殺してしまったため、奥さんに本当の事を知られるのを恐れ頼めません。
おとぎ話と妙に現実的な話がミックスされてますね。
大活躍の王様ですが、奥さんには弱かったのかもしれません。
カンボジアはカカア天下の国ですから(笑)
結局王様は他の治療方法を見つけられず、ライ病のため命を落としてしまいます。
しかし、カンボジアでは今も結婚した夫婦が新居に入る時には、花婿が花嫁に掴まって入ったりするそうですよ。
お姫さま抱っこみたいなものかな。

Bayon-7.JPG Bayon-8.JPG

ジャヤヴァルバン7世の死後、アンコール王朝も衰退の一途をたどってゆきます。
この寺院も、次の8世の時代にヒンドゥ教の寺院に変えられてしまいます。
アンコール王朝には26人の王が誕生しましたが、息子が跡を継いだのはたった8人。
血族で継承していくというよりかは、力ずくで奪う王座だったようです。
そして、力ずくで奪う領土。
ここから長い侵略の時代に入り、アンコール王朝の遺跡もジャングルに埋もれしばし忘れられてしまうのです。
こんなに大きな建造物が忘れられるって、ちょっと信じられないですけどね。
Bayon-1.JPG Bayon-2.JPG

三島由紀夫の「癩王のテラス」について
昭和46年発刊本を読んでみました。
まずビジュアル的にかっこいー!!
手にしてるだけで嬉しい気持ちになります。
中身は、旧かなづかいの部分もありますが、わりと読みやすくパラパラっといけます。
ストーリーはほとんどオリジナルなのかな・・・嫁姑問題が日本っぽいです。
そして、蛇女との契りについての第一王妃と第二王妃のやりとりは・・・やはり“そこ”が気になるよね?って感じでなかなかおもしろかったです。
彼がアンコールを訪れたのが1965年ということで、約40年前になるのですが。
同じ場所に立って、同じようなくだらない疑問を抱いたんだな〜と思うと、妙に親近感がわいてきます。
遺跡めぐりの前後に読めば、色々想像できて楽しいかも。
ちなみに、この戯曲は1969年に帝国劇場で北大路欣也主演により上映されたそうです。
他出演者は、母親役に山田五十鈴、第一王妃に岸田今日子だったようです。
どんな舞台セットだったのかな〜っと気になります。

この戯曲の中には、職人たちのやりとりが少しあるのですが。
そんな感じもあったかもしれないと思えるようなアプサラスの彫刻。
たくさんある柱に同じ図柄の彫刻が施されてるのですが、時々遊び心が隠されてます。
よーく見ると、ハスの花の下にカメがっ!!
カンボジア人はイタズラ好きなのだそーです。
Bayon-3.JPG←この柱は裏もイタズラあり。 
posted by hellocafe at 17:47| Comment(12) | TrackBack(0) | カンボジア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
みほさん、なんかすっかり歴史のお勉強させてもらいました。ところでここって本当に大きいんですね、びっくり。
こういう歴史的遺産に行くとどうしてもその背景にある歴史って知りたくなりますね。
私の場合は逆も多くて、その歴史をちょっとかじったからその場に行ってみたくなるタイプです。

ところで、ジャヤヴァルバン7世は嫁の尻に完全に敷かれていたんですね(笑)
Posted by Hitomi at 2005年05月30日 21:54
Hitomiさん、早速読んでいただいたんですねー!
いつもありがとー。
バイヨン大きいでしょー?
顔が200弱ぐらいあるらしくて、私の写真では分りづらいんだけど遠くから観ると顔・顔・顔で、少し怖いくらいでした。
>その背景にある歴史って知りたくなりますね
そうですね!
私の場合は行ってみないとダメで(笑)、行く前に勉強しておけばもっと楽しめるのにっていつも思うのですが・・・性格ですね。
そうそう記事にのせた伝説はポーキーさんが教えてくれた話で、地球の歩き方にはのってません(笑)
三島由紀夫の戯曲はまた違う話で、文学少女なHitomiさんなら楽しめるかも。
昔の本で読みたかったので、図書館で取り寄せてみました。
Posted by みほ at 2005年05月31日 11:07
みぽりん、すごいね〜!
もうあれから2ヶ月経つというのに・・・。
復習勉強しっかりやってるのね。

これってまだ1日分なんだよね。
短時間ですごい見て回ったんだな〜と
あらためて感じています。

Posted by あい at 2005年06月02日 14:22
あいちゃん、はろー!
しっかり復習はしてないよ(笑)
だって2ヶ月たってもまだ1日め・・・

ほんとにさー あの1日は長い1日だったね。
写真でみても、私たち、だらーんとしてるしね(笑)
だんだん記憶がうすれていってるのが淋しいけど。
またモイモイでがんばるねー♪
Posted by みほ at 2005年06月02日 15:54
ほんと!だらーんとしててやばいんだけど・・。
人様にお見せできるような写真じゃないような・・(笑)
見てくださってるみなさま、だらだらですみませんって感じです。
でもこの日はほんとにほんとに大変だったんだよね!!
Posted by あい at 2005年06月03日 15:09
私・・・帰ったら体力づくりに励むって言ってたのに。
結局ダラダラしてるな〜(笑)
写真・・・ヤバイよね!!
化粧してない顔を世間にさらせる勇気ある私たち。
ま・・・格好も格好だからこんなもんかっ
主役は遺跡だしね。
Posted by みほ at 2005年06月04日 17:53
みほさん またまた来ました挙動不審なラビオです。
まだ1日目なんですか!
スケジュールがタイトだったんですね!
スゴイです!
いつも思っていたんですが、三人の映っている
写真っていつも三人が並んでるから『チャーリーズエンジェル』みたいになってますよ!!!
よくいいすぎ?
Posted by rabiovsky at 2005年06月05日 19:06
ラビオさん
挙動不審って・・・全然不審者じゃないですよ(笑)
でも、“エンジェル”はよく言いすぎです。
見る目のない知り合いからクレームがきそうです(笑)
全員が写ってる写真って、普段はないのですが・・・今回はガイドがカメラマンだったので、ほとんど3人で写ってるんですよ。おかしーですよね。
「そこに立って」「そっちに座って」と言われるがままになってましたが、かなり自分たちが写真の邪魔だってことに帰ってから気づきました(遅っ)
面倒が嫌いでダラダラするのが好きなのに、タイトな旅をしてきちゃいましたよ(笑)
まだ1日め〜(涙)
Posted by みほ at 2005年06月06日 17:25
いつの間にか2ndブログが。
これでまだ1日目なんですか。
続きが楽しみです。
Posted by にこ at 2005年06月20日 19:54
にこさん、こちらにも遊びにきてくれてありがとーございます。
コメントバックが遅くなってしまい申し訳ありません。(自分でも見てなかったです・・・汗)
家のPCが調子が悪くて、全然更新してませんが・・・(笑)
そのうち更新すると思うので、時々のぞいてくださいね!
この後はこんなに長い1日じゃないはずです!
Posted by みほ at 2005年06月25日 13:50
みぽりん、モイモイで頑張って!!
続き楽しみにしてるよ。
Posted by あい at 2005年06月29日 15:36
うわぁ〜 愛ちゃん、コメントバックが遅れてゴメン!!
全然こっちをチェックしてなかったよ・・(涙)
今週末には記事を更新する予定!
でも、写真見てもなんだかよく分らなくなってるので、とりあえず写真アップする程度かも。
あはは(苦笑)
Posted by みほ at 2005年07月04日 10:54
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